内科
内科について

内科では腎臓疾患や糖尿病を中心に、生活習慣病から風邪や腹痛などの身近な諸症状まで幅広く対応致します。なんとなく体調が悪いなどでお悩みの方も、症状から総合的に判断し、治療を行いますのでお気軽にご相談ください。
また、各種予防接種や健康診断も随時受け付けていますので、お気軽にお問合せください。
こんな症状でお困りの方はご来院ください
発熱・咳などの風邪症状がある患者さんへ
発熱や咳などの風邪に似た症状でお困りの方は、まずはお電話にてご相談ください。
感染予防の観点から、他の患者さんとの接触を避けるため、専用の時間帯を設けて診療を行う場合がございます。
発熱・風邪症状のある方はまずはお電話にてお問い合わせください。
【診療時間】
9:00~12:00/15:30~18:30
※日曜午前は、外科・内科のみ診療
【休診日】水曜・土曜午後・日曜午後・祝日
主な内科疾患一覧
一般内科・生活習慣病
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高血圧症
高血圧は、血管に常に高い圧力がかかっている状態です。放置すると動脈壁が傷つき、そこにコレステロールなどが蓄積することで動脈硬化が進行してしまいます。結果的に脳卒中や心臓病のリスクが高まってしまうのです。
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高脂血症(脂質異常症)
血液中の脂質バランスが崩れた状態です。「悪玉コレステロール」や中性脂肪が増えすぎたり、「善玉コレステロール」が減ったりすると、血管の壁にコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化を引き起こします。
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高尿酸血症・痛風
尿酸は、食事に含まれるプリン体などから作られる物質です。体内で尿酸が増えすぎると、針のような形の結晶になり、関節に溜まります。これが痛風発作の原因です。激しい痛みを伴うだけでなく、関節の変形や腎臓結石などの合併症にも注意が必要です。
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骨そしょう症
私たちの骨は常に新しく作り替えられています。しかし、加齢などにより、このサイクルがスムーズに進まないと骨がスカスカになり、もろくなってしまいます。これが骨粗鬆症です。些細なことでも骨折しやすくなるのが厄介な点です。
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睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。大きないびきや日中の眠気、集中力の低下、記憶力の低下などが特徴です。睡眠不足の結果、日々の生活の質が低下します。さらに近年の研究では、高血圧や心臓病のリスクも高めることが明らかになってきました。
腎臓疾患
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慢性腎臓病
腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な水分を尿として排出する大切な臓器です。しかし、糖尿病や高血圧などで腎臓の機能が徐々に低下していくと、慢性腎臓病となります。進行すると疲労感やむくみなどの症状が現れます。
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ネフローゼ症候群
腎臓の濾過装置である糸球体基底膜が傷つき、本来は尿に漏れないはずのタンパク質が大量に漏れてしまう病気です。全身のむくみ、尿量の減少、尿の泡立ちなどが主な症状です。
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急性・慢性腎炎
細菌感染や自己免疫疾患などの要因で、腎臓に炎症が起こる病気です。急性腎炎は急激に発症し、適切な治療で回復することが多いですが、慢性腎炎は徐々に進行し、腎不全に至ることもあります。
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多発性囊胞腎
腎臓に多数の水風船のような嚢胞(のうほう)ができる遺伝性の病気です。この嚢胞は時間とともに徐々に大きくなり、腎臓の正常な組織を圧迫してしまいます。その結果、腎臓の機能が低下し、腎不全に至ることがあります。
循環器疾患
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狭心症・心筋梗塞
心臓に酸素や栄養を供給する冠動脈が狭くなったり、詰まったりする病気です。狭心症は、一時的に血流が悪くなり、胸の痛みや圧迫感などが生じます。心筋梗塞は、完全に血流が途絶え、心臓の筋肉が壊死してしまう状態です。
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不整脈・心房細動
心臓は規則正しいリズムで動くものですが、不整脈ではそのリズムが乱れます。心房細動は、心臓の上の部屋である心房が細かく震えるように動く不整脈の一種です。脈がバラバラになったり、動悸を感じたりすることがあります。
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心不全
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、全身に必要な血液を送り出せなくなる状態です。息切れ、むくみ、疲労感などが主な症状で、進行すると日常生活に支障をきたします。高血圧や心筋梗塞などが原因となることが多く、早期発見・治療が重要です。
呼吸器疾患
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風邪
ウイルスが原因で、鼻や喉に炎症が起こる病気です。くしゃみ、鼻水、咳などの症状がよく知られています。多くは数日で自然に治りますが、免疫力が低下している場合は長引いたり、重症化したりするため注意が必要です。
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肺炎
細菌やウイルスなどが肺に感染し、炎症を起こす病気です。風邪に似た症状から始まることもありますが、高熱や強い咳、痰などが特徴です。高齢者や持病のある方は重症化しやすいため、早めの受診が大切です。
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気管支喘息
空気の通り道である気管支が、アレルギー反応などによって狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴や咳が特徴です。喘息発作のトリガーには、アレルゲン、ストレス、運動などがあります。
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慢性閉塞性肺疾患
主に喫煙が原因で、肺や気管支が徐々に壊れていく病気です。息切れや咳、痰などの症状があり、進行すると日常生活に支障をきたします。禁煙が最も重要な治療法です。
アレルギー疾患
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花粉症
スギやヒノキなどの花粉が原因で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状が起こる病気です。日本では特に春先に多くの人々が悩まされ、花粉飛散期に症状が出ます。重症化すると日常生活に大きな影響を与えることもあります。
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アレルギー性鼻炎
ダニやハウスダスト、花粉など、様々な物質が原因となって鼻炎を起こすことがあります。これがアレルギー性鼻炎です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状となり、一年を通して症状が出ることもあります。
消化器疾患
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胃腸炎
胃腸炎は、胃や腸に炎症が起きる病気です。お腹の調子が悪くなり、下痢や吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れます。ウイルスや細菌による感染、アレルギー、薬の副作用など原因はさまざまです。
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急性・慢性胃炎
胃の粘膜に炎症が起きる病気です。急性胃炎は、暴飲暴食やストレスなどが原因で起こることが多く、胃の痛みや吐き気などの症状が急に現れます。一方、慢性胃炎は、ピロリ菌感染などが原因でゆっくりと進行します。
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逆流性食道炎
胃酸や胃の内容物が食道に逆流し、胸やけや呑酸などの症状を引き起こす病気です。原因はさまざまですが、脂っこい食事やアルコール、肥満などが原因となるケースも多く見受けられます。
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過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、慢性的な腹部不快感や腹痛、排便習慣の変化(下痢や便秘)を特徴とする機能性消化管障害です。ストレスや腸内環境の乱れ、感染症の後遺症などが原因と考えられています。
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脂肪肝
肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態です。飲酒習慣がない人でも、肥満や糖尿病などが原因で起こることがあります。自覚症状がないことも多いですが、放置すると肝硬変や肝がんに進行する可能性があります。
泌尿器科疾患
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膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎
細菌感染によって、膀胱や尿道、腎盂に炎症が起こる病気です。排尿時の痛みや頻尿、残尿感などの症状が現れます。なかでも腎盂腎炎は高熱や腰痛を伴うこともあり、重症化すると入院が必要になることもあります。
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尿管結石
腎臓で作られた結石が尿管に詰まることで起こる病気です。結石が尿管を通過する際に、激しい痛み(疝痛発作)を引き起こします。痛みは背中から下腹部にかけて広がるのが特徴です。
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過活動膀胱
急に我慢できないほどの尿意に襲われ、頻尿や尿失禁が起こる病気です。日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的なストレスも大きいため、適切な治療が必要です。
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前立腺肥大
加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫することで排尿障害が起こる病気です。50歳以上の男性に多くみられます。頻尿、夜間頻尿、尿の出が悪い、尿勢の低下、残尿感などの症状が現れます。
甲状腺疾患
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バセドウ病
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。体内の代謝が異常に活発になり、まるでエンジンがフル回転しているような状態です。動悸や息切れ、体重減少、暑がりなどの症状が現れます。
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慢性甲状腺炎(橋本病)
甲状腺ホルモンが不足する病気です。代謝が低下し、エネルギーが不足した状態になります。そのため、体がだるく疲れやすくなったり、寒がりになったり、体重が増えやすくなったりします。橋本病とも呼ばれます。
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妊娠時一過性甲状腺機能亢進症
妊娠初期に、一時的に甲状腺ホルモンの分泌が増えすぎる状態です。つわりがひどくなったり、動悸や息切れを感じたりすることがあります。多くの場合、出産後は自然に改善しますので、過度な心配は不要です。
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甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが不足している状態です。代謝が低下し、全身の活動が鈍くなります。寒がり、むくみ、体重増加、便秘などの症状が現れることがあります。
膠原病
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全身性エリテマトーデス
自分の免疫システムが誤って自分自身の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患の一種です。全身の様々な臓器に影響を及ぼし、発熱、関節痛、皮膚の発疹、倦怠感など、多様な症状が現れます。
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関節リウマチ・リウマチ性多発筋痛症
関節や筋肉に炎症が起こり、痛みやこわばりを引き起こす病気です。関節リウマチは主に手足の関節が腫れ、朝のこわばりが特徴的です。リウマチ性多発筋痛症は肩や腰などの筋肉が痛み、特に起床時に症状が強くなる傾向にあります。
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シェーグレン症候群
涙腺や唾液腺などの分泌腺に炎症が起こり、目が乾いたり、口が渇いたりする病気です。関節痛や倦怠感、皮膚の乾燥などの症状を伴うこともあります。
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全身性強皮症
皮膚や内臓が硬くなる病気です。皮膚の硬化や、指先などが冷えて白や紫色になるレイノー現象などが特徴です。進行すると、内臓にも影響を及ぼすことがあります。
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皮膚筋炎・多発筋炎
筋肉に炎症が起こり、筋力低下や筋肉痛を引き起こす病気です。皮膚筋炎では特徴的な皮膚の発疹を伴うケースが多く、特に顔や手などに現れる傾向がみられます。多発筋炎では皮疹を伴わないことがほとんどです。
漢方治療
西洋医学とは異なる視点で病気や体の不調をとらえ、体全体のバランスを整えることを重視しています。冷え性、疲れやすさ、頭痛、肩こり、便秘、不眠、月経不順、アレルギーなどの様々な慢性症状や体質改善に効果が期待できます。
生活習慣病について

日々の生活の中で積み重ねられた習慣が原因となって発症する疾患群を「生活習慣病」と呼びます。具体的には、高脂血症、糖尿病、高血圧症、高尿酸血症などです。
生活習慣病の多くは、血管にダメージを与え、動脈硬化を促進することが知られています。その結果、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な合併症を引き起こす危険性があるのです。
偏った食事内容、運動不足、過度な飲酒や喫煙などが、疾患の発症リスクを高めます。
生活習慣病の危険性
生活習慣病は自覚症状に乏しいまま静かに進行し、気づかないうちに動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進むと血管が硬く脆くなり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血などの深刻な疾患の発症リスクを高めてしまうのです。これらは、突然死の主要な原因にもなっています。気づかないうちに症状が進行し、各種疾患のリスクを高めることから生活習慣病はサイレントキラーとも呼ばれています。
代表的な生活習慣病
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糖尿病
糖尿病は、体内の細胞にブドウ糖を取り込む機能が損なわれる疾患です。血液中のブドウ糖濃度が高い状態が慢性的に続くと、血管が傷つきやすくなり、網膜症による視力低下や腎不全、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。
糖尿病を完治させることは困難です。しかし、血糖値と血中脂質をコントロールすることで合併症の予防は可能です。治療方針は患者さんの状態によって異なり、食事療法、運動療法、薬物療法(内服薬やインスリン注射)などを組み合わせます。 -
高血圧症
高血圧症は、文字通り血圧が正常よりも高い状態が継続する病気です。すると、血管に常に強い圧力がかかるので、血管の内側の細胞を傷つけ、炎症を引き起こしてしまうのです。結果的に血管の肥厚や硬化が進行し、血流が悪化することで、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、腎臓病などの重大な合併症のリスクが上昇します。
高血圧症の原因は、遺伝的素因に加えて、塩分の過剰摂取、喫煙、過度な飲酒、慢性的なストレス、運動不足などさまざまです。そのため、治療においては生活習慣の改善(運動の習慣化、減塩、体重管理など)を行い、並行して降圧薬の投与も開始します。 -
高脂血症(脂質異常症)
高脂血症(脂質異常症)の状態が続くと、動脈硬化が促進され、脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まります。血液中に中性脂肪やコレステロールなどが多くなる原因としては、過度な飲酒や喫煙、運動不足、高カロリー食の摂取などが挙げられます。
そのため治療としては、節酒、禁煙、適度な運動、野菜や果物の積極的な摂取、カロリー制限などを行うのが基本です。また、薬剤の服用が必要となる場合があります。
生活習慣病の治療について

生活習慣病の改善には、まず運動と食事内容の見直しから始めます。そのように聞くと患者さんのなかには、生活に制限が加わるので、治療へのモチベーションが下がってしまう方もいらっしゃいます。そのため当院では、無理のない範囲で改善策を一緒に考えていくのが特徴です。
できることから少しずつはじめて、生活習慣病の克服と健康な体づくりを目指しましょう。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけても、動脈硬化のリスクが十分に下がらない場合は、薬物療法も選択肢に入れた治療計画をご提案します。
慢性腎臓病について
慢性腎臓病(CKD: Chronic Kidney Disease)とは、慢性に経過するすべての腎臓病の総称で、主に糖尿病腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、多発性嚢胞腎などが含まれます。推計患者数約2,000万人(成人の5人に1人)にも上る新たな国民病のひとつとして、ここ数年、日本でも注目されています。また、腎臓機能の低下が脳卒中など心血管疾患や心不全の発症・進行を増加させることが明らかになってきました。
腎臓は、体の水分を調節したり、老廃物を尿として排泄したりする機能を担っています。慢性腎臓病(以下CKD)が進行して腎不全になり、腎臓の働きが10%以下になると、血液の濾過が十分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなってしまい、尿毒症となり透析療法(血液透析・腹膜透析)や腎臓移植を行わなければ生命を維持することさえ困難な状況となります。
CKDは初期には自覚症状がほとんどなく、そのため気づかずに進行することが多い病気です。腎臓は、ある程度まで機能が低下してしまうと、もとに回復させることができませんが、CKDの初期であれば減塩など生活習慣の改善と投薬で進行を遅らせることが可能です。そのためCKDは早期発見・早期治療が大変重要になります。
最近は糖尿病腎症、高血圧腎症など、生活習慣病に端を発した腎臓病も増加しています。むくみや尿の泡立ちなどいつもと違う症状に気づいた方、健康診断の尿検査や腎臓機能の異常を指摘された方は、一度ご相談ください。
在宅医療について

当院では、在宅医療のサービスをご提供しています。怪我や介護などの事情で通院が困難な患者さんを対象に、ご自宅や老人ホームなど慣れ親しんだ環境で安心して診療を受けられるのが特徴です。対象エリアは、当院から半径16km以内と定められています。
在宅医療には、医師による往診や訪問診療、看護師による訪問看護など、さまざまな形態があります。また、がん患者さんの緩和ケアにおいても対応可能です。サービスの詳細について知りたい場合は、お気軽にお問い合わせください。
※その他、お悩み・ご不安がございましたら、お気軽にご相談ください。